刺しゅう糸の使い方
刺しゅう糸(25番)は細い糸が6本集まって1本になっています。
刺しゅうしやすい長さ(約50cm)に切り、上から1本ずつ引き抜いて必要な本数に揃えて使います。
2本揃えて使うことを2本どりといいます。
針の使い方
25番刺しゅう糸を使った刺しゅうでは、基本的にフランス刺繡針を使います。複数本の糸を通しやすい大きな針穴と、とがった針先が特徴です。
号数が小さいほど針は太くなります。糸の本数によって針の太さを使い分けてください。
No.3 | 6本どり |
No.4 | 5~6本どり |
No.5 | 4~5本どり |
No.6 | 3~4本どり |
No.7 | 2~3本どり |
刺しゅう枠の使い方
- 内枠が外れる程度ネジを緩めます。内枠の上に布を置き、刺しゅうするモチーフが中央になるよう調節します。
- 布の上から外枠をはめ、布がピンと張れたらネジを閉めて布を固定します。
縫いはじめ(玉止め)
- 糸先を1-2cm残して針に3回巻きつけます。
- 糸がずれないように、巻きつけた部分を針を持つ手の指で押さえながらもう一方の手で針を抜きます。
- 糸を引ききり、結びめを締めます。
縫い終わり(玉止め)
- 縫い終わりに針を添えて糸を3回巻きつけます。
- 糸がずれないように、巻きつけた部分を指で押さえながら針を引き抜きます。
- 糸を引ききり、結びめを締めたら余分な糸は切ります。
バックステッチ
「返し縫い」の様に1目戻りながら刺し進めるステッチです。
- 刺し始めたい箇所の一目先から針を出し(1出)、一目戻ったところに針を入れます(2入)。
- 「1出」から一目先に針を出します(3出)。
- 一目戻ったところに針を入れます(4入)。一目戻りその二目先から針を出す をくり返し、縫い進めていきます。
サテンステッチ
端から端まで糸を渡して面を埋めていくステッチです。艶やのある見た目に仕上がります。
- 面の端から端を糸が平行になるように埋めていきます。
- 面の中央から外側に向かって刺し、半分が埋まったら残りも同様に中央から外に刺していくときれいに仕上がります。
フレンチノット
小さな玉を作るステッチです。
- フレンチノットを作りたいところから針を出し、玉止めのように針に3回程度糸を巻きつけます。
- 出てきた穴のすぐ隣に針を刺し、巻きつけた部分が崩れないよう糸を引きながら針を抜ききります。
刺しゅう枠のファブリックパネルの作り方
刺しゅうを終えたら、切り取ってチャームにしたりポーチなどに仕立てたり、様々な使い方が楽しめます。きれいに飾れるように、刺しゅう枠の裏を始末していきます。
- 刺しゅう枠より2~3cm大きく切り、余分な布を除きます。
- 布端から5mm程度内側を一周なみ縫いします。糸を引いて布が枠の内側に収まるように絞ります。
- 玉止めをし、余分な糸を切ったらできあがりです。