晴れの日も雨の日も使いたい！はっ水生地の特徴

梅雨時期や夏の時期に人気が高まる「はっ水」生地。
水だけでなく汚れもつきにくいので、飲食やアクティブな予定でも気にせず使えてとっても便利。

今回はcrafオンラインショップで扱いのあるはっ水生地の特徴や扱い方をご紹介します。

>はっ水（撥水）生地とは？
>防水生地との違い
>はっ水生地についてよくある質問
　>穴が気にならないはっ水生地の仮止め方法
　>はっ水生地にアイロンは使える？
　>はっ水生地にワッペンはつけられる？
　>はっ水生地で雨傘は作れる？
>おすすめはっ水生地
>はっ水生地のおすすめレシピ

はっ水（撥水）生地とは？

はっ水生地は、水を弾く生地です。
生地の表面に撥水加工が施され、玉の様に水を弾きます。

一般的に、生地の糸と糸の間までは塞いでいないため空気や蒸気は通ることができ、通気性があります。
小雨や短時間の軽い雨は問題ありませんが、長い時間水に触れたり圧をかけると浸透する可能性があります。

防水生地との違い

はっ水生地と防水生地は、どちらも水を弾きますが、性能や用途において異なる特性を持っています。

防水生地は、水や空気を通さない生地です。
生地の表面をラミネートなどで覆う加工を施すことで水や空気を遮断します。

生地の糸と糸の間に隙間が無いため、長時間水に触れても水は浸透しませんが、通気性もないため内側に空気がこもり、蒸れやすくなることがあります。

ただ、防水生地の中でも、
アウトドア用品でよく使われるゴアテックスなど「防水透湿」と呼ばれる、水は通さずに空気だけ通す特殊な加工をもつものもあります。

ラミネート生地は防水性を持つ生地ですが、
はっ水生地と同じ「水の浸透を防ぐ生地」として求められることが多いため、このページでは一緒にご紹介していきます。

はっ水生地についてよくある質問

はっ水生地の仮止め方法

はっ水生地をマチ針で留めると、針穴が残り、着になることがあります。

そんなときは、出来上がり線の外側（縫い代側）にマチ針を刺しみてください。針穴を縫い代に隠すことができ、表の見えるところには針穴は出ません。

また、仮止め用のクリップを使うのもおすすめです。

はっ水生地にアイロンは使える？

縫い代を割りたい、シワを伸ばしたいなど、よくご質問いただきます。
アイロンが使えるかどうかは加工と生地本体の種類によって変わります。

○アイロン可能なもの

　○uni_9　はっ水オックス
　○ソレイアード　インテリアオックス

こちらの２つの生地は、元の生地が熱に強い天然繊維であり、はっ水加工も熱に強いものを使用しているため、アイロンを使うことができます。

×アイロンが使えないもの

　×ソレイアード　ナイロンツイル
　×キッピス　ナイロンタフタ

元の生地である「ナイロン」が熱で溶けやすい素材であるため、アイロンは使用できません。

縫い代などの折り目を付ける場合は、ヘラや布用オープナーを使ってください。

しわができた場合は、一度濡らしてから脱水せずそのまま干すと、水の重みでしわを伸ばすことができます。気になる部分は手で叩くと寄り取れやすくなります。

　×ラミネート

ラミネート生地は、生地の表面に塩化ビニル樹脂などをコーティングした生地です。塩化ビニル樹脂は熱に弱く、融けてしまうためアイロンは使用できません。

また、洗濯などでベースの生地が濡れるとコーティングがはがれる場合があるため、ナイロンのように濡らすこともおすすめできません。

丸めるなど、できるだけシワにならないように保管してください。

どうしてもしわが気になる場合、コーティングの無いベースの生地側から当て布をし、低温、短時間でアイロンをかけてください。必ずアイロンをかける前に作品に影響のない端やはぎれで試してから行ってください。

はっ水生地にワッペンはつけられる？

完成度がぐっと上がるワッペンは、いろんな作品に付けたくなりますね。

市販のワッペンには、アイロン接着タイプ・シールタイプなど、接着でいくつかの種類があります。
生地の表がアイロン可能なものはアイロン接着タイプをつかうことができ、
それ以外の生地ではシールタイプを使うことができます。

ただ、生地の表面に加工があるため、ワッペンを強力に接着することができません。場合によってはワッペンと共に加工がとれることもあります。

はっ水生地にワッペンを付ける場合は、接着剤を使わずに縫い付けるのがおすすめです。

はっ水生地で雨傘は作れる？

はっ水生地は、小雨や短時間の軽い雨は問題ありませんが、長い時間水に触れたり圧をかけると浸透する可能性があるため、雨用の傘にはおすすめできません。

また、防水生地を使った場合でも、縫い目から浸水する可能性がありますのでご注意ください。

一般的な手芸用生地でも、様々なはっ水加工を施された生地があります。元の生地や加工により扱い方は異なりますので、注意してお使いください。

おすすめのはっ水生地

crafおすすめのはっ水・防水生地をご紹介します。
まずは触って試してみたいという方は、サンプルサイズ（約10cm四方）のご購入も可能です。

▶サンプルのご注文はこちら

ナイロン生地を縫う時のコツ

ナイロン生地はとても滑りやすいので縫う時にずれてしまいがち。
待ち針はなるべく細かく打った方がずれにくく縫いやすくなります。

また、糸が細く密度が濃いので、ミシンの針が生地に通るときに「ブツ」と音がすることがあります。
縫うのに問題はありませんが、気になる場合は薄地用の針と糸で縫っていただくことをお勧めします。

はっ水（撥水）生地のおすすめレシピ

プレゼントレシピ

crafでは、1,000円のお買物につき1種類、無料のレシピ（プレゼントレシピ）をプレゼントしています。
バッグやポーチ、はっ水生地におすすめのプレゼントレシピをご紹介します。

傘ケース

ポケット付きサコッシュ